落合政権3年目、52年ぶりの日本一という大目標を掲げてシーズンはスタートした。
開幕当初井端は人生初という大不振に陥り、また先発候補の1人であったドミンゴが怪我で早くも離脱、立浪からポジションを奪いかけた森野もオープン戦で死球による小指骨折で長期離脱という開幕から非常に苦しいスタートをきった。
しかし昨年苦手とした交流戦、救世主が現れる。3年目の佐藤充である。
開幕時は2軍スタートだった佐藤は、ウェスタンでの3試合連続完封が評価され先発に大抜擢される。そこから佐藤はなんと5試合連続完投勝利を挙げ、先発不足のチームを救った。
佐藤やエース川上、復活を果たした朝倉らの活躍で交流戦を19勝15敗で乗り切った中日は、首位を走っていた巨人や去年の覇者阪神を交わし首位に躍り出る。
その後阪神と激しい首位争いを繰り返していたが、怪我で離脱していた森野・荒木・中田が戻り、ようやくベストメンバーを組めるようになった7・8月は阪神に3タテを食らわし差を一気に広げた。
そして9月16日対阪神戦、山本昌がプロ23年目にして史上最年長となる41歳でのノーヒットノーランを達成した。この時点で優勝へのマジックは15、2位阪神とのゲーム差は最大9.5となり優勝をほぼ確実のものにした。
そして10月10日巨人戦、引き分け目前の12回、福留のタイムリーで勝ち越しに成功すると、ウッズの満塁ホームランで試合を決め、中日は2年ぶり7度目のリーグ制覇を達成、落合監督の目には涙が浮かんでいた。
しかし52年ぶりの日本一を目指した日本ハムとの日本シリーズでは、小さなミスを繰り返し後一本が出ない打線が最後まで奮起せず、1勝4敗でまたしても日本一の王座は奪還できなかった。 |